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大内様ご夫妻 【心の学校】 インタビュー(9)
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    ●それぞれの「心の旅」


    宏貴
     そうしたことを考えると、皆さん、この講座を語る時、「心の旅」 って言うじゃないですか。

     あれは、「うまいこと言ったな」 と思うんですよね。


     客観的に見たら、菊川の道場に行って、皆で座って話を聞いて、外に行って…、というだけなんで、「旅」 どころか遠足でも何でもないんですけれど、

    自分の内面にスポットを当ててみると、本当に果てしないというか、方向なく羅針盤だけ持って歩いている感じで、それでいて最終的には皆がそれぞれの目的地に着いているという感じで。

    あぁ 「旅」 ってうまいこと言うな、と思いました。

     

    ◆歩 私もそれは思った。

     

    宏貴 思った?

     

    ◆歩 うん。

    そのへんにただ旅行に行くのに比べて、自分がここにいるんだけど、ものすごい旅行をしたような、

    普通の旅行とは遥かに違った収穫というか、そういうものがある、『旅』。

     

    宏貴 それでそのゴールも、人によっては全く違ってて、ゴールが富士山の頂上の人もいれば、水平線が見える海岸を目指している人もいるだろうし、人によっては超一流ホテルのスイートルームだったりするかもしれないし。
      多分、人によって全く違う目的地を目指しているんだけど、ただみんな一様に 「旅が終わった」 って実感できる。

    それぞれが 「どこに着いているの?」 という、そのゴール自体が目的じゃなくて、プロセス自体が目的、プロセスが大事という、そういう旅なんで…。

     

    僕らが通常経験している旅って、どこどこに行って来て、観光地を回って、美味しいものを食べて、みたいな感じなんですけれど、

    そういうのじゃなくて、プロセスをまさに楽しむという、何というか、「旅」 という言葉しか当てはまらないような感じだなと。

     

    その中で自分というものに向き合う。すごいことだと思います。

     

     

    ――ありがとうございます。

     そろそろお時間になってしまいますが、何かつけ加えて下さることはありますか?

     

    ◆歩 そうですね。受講される方には、「宿題14 はちゃんとやっておいた方がいいよ」 というアドヴァイスでしょうか。

     

    14 2010年現在、【心の学校】 をお申込みの方には予めお手紙を差し上げて、いくつかの 「宿題」 を提示させて頂く形になっている。

     

    ♠宏貴 特に、【風の学校】 の付箋の書きだしとかかなぁ。

     

    ◆歩 付箋とか、それ以外にも 「掃除しましょう」 とか、「手紙を書きましょう」 とか…。

    ああいうのをちゃんとやるかどうかが、結局、自分がどこまで行きつけるかの境目になるのかなと。

     

    どうしてそう思うかと言うと、【心の学校】 の後、私は自分と同じ感覚を皆が持っているのかなと思って、何人かの受講生の方とお話したんですけれど、皆さん私ほどの感激はなかったのかな、と思って。 

    もちろん皆さん、もともと心の状態が私より良かったのかもしれないんですけれども、そこまでの発見というか、「すごかった」 というのはなかったみたいで、

    講座中に先生が、「宿題をしましたか? しましたか?」 って毎日仰るけれど、ああいうのをどれだけやっているかというのは、けっこう大きいのかなって思いました。

     

    【心の学校】 が終わった後も、掃除とか、未完了のことは期限を決めるか諦めるか決めましょうとか、そういうことは日常生活でもやろうとしていますし、そうすると流れも良くなるしスムーズだしと感じていて、それと似てるなって気付いたりしてるので、

    そんなこともあって、これから受講される方へのアドヴァイスとしては、「ちょっと真面目に宿題をやって下さいね」 ですね。


    ――なるほど。 たしかに、あの 「宿題」 はとても力のある方法なのですよね。
     


     


    ♠宏貴
     何事も段取り八分っていうじゃないですか。

    僕は宿題はしっかりしていくタイプなんですけれど、最大のリターンを得るためには、せっかく自分が受けると決めたからには宿題はしっかりやった方が、やっぱり跳ね返ってくるもの、自分が得るものが、1.5倍、2倍、3倍になると思うんで。

     

    ◆歩 中途半端だと、多分行きつけないんだなあって思いました。

     

    ――そうですね。

    もちろん、【心の学校】 のゴールというか、その方の無意識が求めているものというのはそれぞれですし、その時・その方によって 「今回はここまで」 というのがあったりもする訳ですが、

    いずれにしても、どのように取り組まれるかというのは、とても大きな要素ですし、

    そしてまた、【心の学校】 で何をお持ち帰りになるかというのは、お一人ずつ違っているんだろうな、と思っています。

     


    宏貴
     人によっては忙しかったりとか、色々あると思うんですけれど、その時はたぶん、宿題が色々ある中で、感覚的に 「これはしたくないな」 という宿題だけでもやった方がいいような気がしますね。

     

    ◆歩 事前に頂くお手紙に、「付箋書きに1時間くらい時間を取って下さい」 と書いてありますけれど、そんなのじゃ全然足りなくて、私はけっこう何日も前から、「あ、あれもあった」 「これもあった」 ってやっていたのもあったのですが、

    どこまで地道に、考えられる限りのものを書き出すか、そういうことをやったかどうかは大きいんじゃないかなって思いました。

     

    そういう意味で、前もって宿題を送って下さっていて、とても良かったと思うんですよね。

    【心の学校】 の初日に言われても、たぶん無理があったかなと。

     

    ――以前は、付箋の書き出しも含めて、わりと講座の中で行う部分も多かったのですよね。

    今は、事前に宿題をお伝えしたり、講座中も、道場で行うことの他に、夜のご自宅やホテルでの時間の過ごし方も大切な要素になっておりますし、

    そうした部分や、もちろんカリキュラム全体も含めて、講座自体がずいぶん進化しているな、という実感もあります。


     

    宏貴 宿題をやって、自分と向き合う、そのプロセスが大切なのでしょうね。

    それをせずに、突然ポッと講座に出ても、得られるものは… 僕らが経験したよりは、きっとすごく少なくなってしまうだろうなって。

     

    これから受講される方々へのアドヴァイスとしては、そうして嫌なことに向き合う部分があったにせよ、そういうことは講座後は無機質というか、自分にとって負担にならないようになります、ということをお伝えさせて頂くことですかね。




      彼女みたいに、本当に箱に何重にも隠して鍵をしているようなものを思い出すこと自体が苦痛だったり、

    その箱を開けけちゃうと、本当に泣けちゃうような思い出があって、それを広げてしまったためにずっと日常生活の中にフラッシュバックしてきて、「ああ思い出さなければ良かった」 というような、

    パンドラの箱を開けるようなことになるのではないか、それを開けてしまったために、今後の生活の中で出てくるんじゃないかという不安がある方もいらっしゃるかもしれないですので…。

     

     そういう方が、一歩踏み出すきっかけになったら良いな、と思っています。

     

    ――そうですね。

     宿題として申し上げるのは、「過去の出来事を反芻する」 というのとは全く違いますし15、行う際の準備と言うか、楽に行える工夫なども色々とお伝えしてはいるのですが、

    やはり、あまりにも辛くて、どんな形でも全く触れられないものを持っている方も、中にはいらっしゃいますものね。

     

    15 【心の学校】 では、過去の出来事を反省したり分析したりすることは一切行わない (もちろん講師に具体的な事柄を伝える必要もない)。

     

     そうした方でも、きっと 【心の学校】 のご受講を決められた段階で、潜在的にせよご自身の力で大きな変化を遂げていらっしゃるのだろうな、と思います。
     もちろん、どうしても 「宿題」 がご無理の場合は別の道もある訳なのですが、今まで辛い体験をたくさんされてきた方にも、今日のお二人のお話は響くのではないかと思いました。

     

     今日は本当に貴重なお話を聞かせて頂きまして、ありがとうございました。

     

    (インタビュー:20101114日 聞き手&纏め:佐野裕子)






    | 氣道協会スタッフ | 08:33 | - | - |

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